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伝え方が9割 / 佐々木 圭一

2020/07/26
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81点

感想

「言葉はひらめくものではなく、努力して作ることができる」と今まで考えたことがなかったので、感心させられた。

「正反対の単語を使ってギャップを作る」「単語をリピートする」などは、ちょっとした工夫でインパクトを与えることができる、素晴らしい技法だと思う。

この本の内容を会話中に瞬時に実行することは難しいので、普段から実行することで慣れていく必要があると思う。

伝え方で成功確率は上がる

  • 「デートしてください」⇒「おいしいパスタの店があるから行かない?」
  • 「レポートの提出期限を延期してください」⇒「クオリティを上げたいので、粘ることできませんか?」
  • 「この領収書おとせますか?」⇒「いつもありがとう、山田さん。この領収書おとせますか?」
    ※ 感謝する言葉に、人は否定をしにくい。
    ※名前を言われると人は応えたくなる。

伝え方には技術がある

伝え方には技術がある、感動的な言葉は作ることができる。
著者は感動的な言葉に出会う度にノートのに書き写していた。すると、言葉の構造が似ていることに気づいた。

  • 「考えるな、感じろ」
  • 「ちっちゃな本がでかいこと言うじゃないか」
  • 「死ぬことに意味を持つな。生きるんだ」

などは、どれも正反対の言葉を使っている。

相手のメリットと一致するお願いを作る

7つの切り口がある。

  1. 相手の好きなこと・メリット
    ファーストフード店で「4分ほどお待ちいただけますか?」⇒「できたてをご用意します。4分ほどお待ちいただけますか?」
    飛行機で「後方のお客様、前のお客様が出られるまで、お席でお待ちください」⇒「後方のお客様、お時間がかかってしまうので、ごゆっくりお仕度ください」
    (気を使ってもらった感じになる=メリット)

  2. 相手の嫌いなこと・デメリットの回避
    「芝生に入らないで」⇒「芝生に入ると農薬の臭いがつきます」
    「痴漢に注意」⇒「住民の皆様のご協力で、痴漢を逮捕できました」
    「自転車放置禁止」⇒「この場所に放置された自転車は撤去されます」

  3. 選択の自由
    選択肢を与えることで相手が決断しやすくなる。
    「この案どうですか」⇒「A案とB案がありますが、どちらがよろしいですか?」

  4. 承認欲求
    「残業お願いできる?」⇒「君の企画書が刺さるんだよ、お願いできない?」

  5. あなた限定
    「自治会のミーティングに来てください」⇒「他の人が来なくても、○○さんだけは来て欲しい」
    「初めて来たあなただけ、特別なデザートに変更します」

  6. チームワーク化
    相手が「面倒臭い」「やる必要がない」という時に効果を発揮する。
    「勉強しなさい」⇒「一緒に勉強しよう」

  7. 感謝
    6つの切り口がどれも使えないときの最終手段。
    「ありがとう」と感謝を伝えられるとノーとは言いにくくなる。
    「トイレをキレイに使ってください」⇒「トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます」

強い言葉

強い言葉を作るには、言葉に高低差をつけてあげればよい。

  • 「記憶に残る選手」⇒「記録より記憶に残る選手」
  • 「あなたが好き」⇒「嫌いになりたいのに、あなたが好き」

強い言葉を作る5つの技術

  1. サプライズ法
    文章の末尾に「!」を付けるだけで強い言葉になる。

    「好き」⇒「好き!」

    「びっくり、」「そうだ、」「ほら、」「実は、」「凄い、」「信じられない、」などを頭に付けるだけで強い言葉になる。

    「今日はいい天気」⇒「びっくり、今日はいい天気」
    「京都へ行こう」⇒「そうだ、京都へ行こう」

  2. ギャップ法
    「これはあなたたちの勝利だ」⇒「これは私の勝利ではない。あなたたちの勝利だ」

    最も伝えたい言葉を決め、その正反対のワードを前半に入れるだけで強い言葉になる。

    「私は見方です」⇒見方の正反対は敵⇒「誰もが敵になっても、私は見方です」「どんな敵が現れても、私は見方です」
    「ここのラーメンは旨い」⇒旨いの正反対は不味い⇒「他の店が不味く感じるほど、ここのラーメンは旨い」

  3. 赤裸々法
    「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」
    「唇がふるえてる、あなたが好き」

    言葉に体温を感じさせ、詩人のようなニュアンスを作り出すことができる。 最も伝えたい言葉を決め、体がどう反応しているかをを前半に入れるだけでよい。

    「お腹がすいた」⇒「何も考えられない、お腹がすいた」
    「素敵な夜でした」⇒「思い出しても顔が真っ赤になるくらい、素敵な夜でした」

  4. リピート法
    「咲いた咲いたチューリップの花が」
    「毎日毎日僕らは鉄板の」
    「遠く遠く離れゆく烏帽子ライン」
    「会いたくて会いたくて震える」
    「人民の人民による人民のための政治」

    「前に進みたいと思っています」⇒「前に、前に進みたいと思っています」

  5. クライマックス法
    聞き手の集中スイッチを入れ直すことができる。

    「これだけは覚えてほしいのですが」
    「ここだけの話ですが」
    「誰にも言わないでくださいね」
    「一言だけ付け加えますと」

    「私はカレーが好きです」⇒「ここだけの話ですが、私はカレーが好きです」」

強い長文

人は長文を読みたくない。
タイトル、最初の1文、最後の1文、で強い言葉を使うとよい。

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